INTERVIEWS社員インタビュー
誰もが活躍できる共生社会の実現

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INTERVIEW

誰もが活躍(チャレンジ)できる共生社会の実現

車いすバスケットボール
中部損害サービス第三部 岐阜第一サービスセンター
秋田 啓 選手

※チーム5人の選手がボールを奪い合い、ゴールに投げ入れて得点を競う。ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じで、ゴールの高さも同じく3.05mである。ダブルドリブルの代わりに、ボールを持っているときプッシュ(車いすをこぐこと)は連続2回までといったルール、「トラヴェリング」が適用される。

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車いすバスケットボールの魅力
車いすならではのスピード感やマシン同士の接触音は過激さもあり、パラスポーツの中でも激しいスポーツだと思うので、見ごたえはあると思います。選手によってそれぞれクラス分けがあって、障がいの度合いの重い選手から軽い選手までが同じコートに立って試合ができるというのも一つの魅力だと思います。
パラスポーツに限らずスポーツ全般ですが、応援の声は選手の力になっていると思います。僕自身、あいおいニッセイ同和損保という会社に所属することで、自分の所属する部門以外の社員の方や代理店さんからも応援いただけることで競技に対する大きな力になっており、価値だと感じています。また、日本代表で国際試合に出場した時は、地元を上げて応援していただき、地域の皆さんの声援は大きな励みになっています。
2018年アジアパラ競技大会写真

2018年アジアパラ競技大会

チャレンジするマインドセット方法
僕自身は改めてモチベーションを保つ方法などの意識はしておらず、車いすバスケットをしているのが楽しいと感じる気持ちが一番です。続けられているのは、もっと上手くなりたいという気持ちが根本にあります。その根本が揺らがないので、落ち込むことや、悩むことはあっても解決できたのだと思います。自分自身の揺らがない軸を持つことが大切だと考えます。もし、課題に直面した時は、そもそもなぜそれをしたかったのか、続けている理由を考える等初心にかえるようにしています。僕は30才過ぎてからドイツ・ブンデスリーガにチャレンジしました。日本代表としてまだまだ活躍したいという思いがあり、そのためには海外の選手たちと日々戦える環境が必要でした。その経験値を得るために環境を変える選択をしてチャレンジしました。リーグ参戦自体はとても良い経験になったと思っているので、ワンシーズンだけに限らず、今後もチャレンジできたらと考えています。
チームワーク(チームビルディング)の築き方
チームのために自分ができることは何か、自分の役割を客観的に考えています。特に、チームメイトに求められていることに答えることを心がけています。その上で、コミュニケーションをとることは大事だと思い、積極的にコミュニケーションを図っています。車いすバスケットは、障がいのレベルに応じて選手がクラス分けされており、クラスによって出来る動作が異なり、役目が分かれます。得意な動作、苦手なことがクラスによって異なるのでコミュニケーションが取れていないと、プレイが成立しないのです。
共生社会の実現に向けて~すべての人が諦めることのない、バリアフリーな社会~
僕自身が障がい者という立場ですが、当事者が発信することも大切だと思います。
当事者が諦めてしまう環境があるとすれば、周囲に協力を得て解決する方法をともに探るなど出来るかと思います。このようなテーマでお話をすると、周りの人が助けなければいけないとか、障がい者の人には手をかけないといけないと思われことがありますが、当事者がどこまで協力が必要か、当事者にとって何が必要か明確にする必要があります。諦めてしまう状況があれば、なぜ諦めてしまうのか、誰かと一緒に解決できるようにしていくことが社会には必要だと思います。ハードな面のバリアフリーでは、日本は進んでいる方だと思いますが、行き届いていないところもあるので、更に整備が進めばと思います。一方、ソフトの面では、当事者のマインド開示と周囲の理解が必要だと考えますので、当事者の発信がさらに増えると良いなと思います。
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